三連休前の金曜日。乗禁明けの銀座では期待が膨らむ。
いつものベスポジには空車が多すぎてたどり着けない
ので、中に侵入することに決定。

かなりの賭けになるが、何度かチャレンジできれば、
必ず万収が引けることを祈り車列に潜り込んだ。

並木通りでは、店の前でお見送りを受けるお客様が
どんどんタクシーに乗っていく。
すると、和服の女性が車列をかき分けて近寄ってきた。
短くアイコンタクトしてきたので、スライドドアを
オープン。さっと乗り込むなり、
「そこの先の右側にお客様がいるので、お願いします。」
「はい、畏まりました。」
最近、ボーイさんやお姉さんが先に乗り込み、クルマを
確保していただくケースが多くなってきたようである。

ジャパンタクシーをご指名のお客様のようだ。
車列が進み、窓を開けながらご挨拶。
「こんばんは。ありがとうございます。」
お店の方が右側のドアを開け、お客様をエスコート。
「ご乗車、ありがとうございます。」
「どうも、小平まで行ってください。」万収、確定！

「ありがとうございます。では、高速の調布インター
と稲城インターのどちらがよろしいでしょうか？」
「稲城インターの方で府中市街の方に行ってください。
そこからは、新小金井街道でお願いします。」
「はい、畏まりました。」

いつもは国会通りで霞ヶ関ランプからだが、渋滞して
いたので、土橋から上がることを告げ、土橋ランプから
首都高に乗った。早い時間帯では、４号線の渋滞がひど
かったが、渋滞はすでに解消されていた。

軽快に流れに乗りながら、高井戸を過ぎる。
高井戸ランプで降りていくタクシーのブレーキランプが
哀愁を誘うような感じに見えてくる。

稲城インターは、直接稲城大橋に接続されている出口も
あるので、注意が必要だ。

新小金井街道は、最近できた道路なので、流れがいい。
甲州街道を超え、人見街道、小金井街道まであっという
間に着いてしまう。

小平市に入り、お客様に的確な指示をいただき、到着。
乗禁明けの理想的なご乗車になりました。




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