先週の金曜日。すでに忘年会シーズンに入り、街も活気に
溢れていた。普段から、送り先での営業を心掛けているが、
恵比寿ではすでに多くのお客さんが路上に溢れていて、空
車が足りない状況だった。

銀座からのお客様が降りた途端に次のお客様が乗り込んで
来て、祐天寺までお送りした。近くのお客様ほど、オーバー
に両手を振ったり、帰りを急ぎたくなる傾向がある。

そこで、禁断の業ではあるが、回送表示で乗り場に並ぶと
いう方法を先輩から教わり、恵比寿で実践することに。

西口乗り場に裏の路地から回送で近づくと、多くのお客様
が近寄って来たが、長蛇の列の乗り場に直行。

スライドドアを開け、空車表示に転換。
さっそく最初のお客様がご乗車された。
「ご乗車ありがとうございます。」
「やっと来てくれて助かりました。」
「だいぶ、待たれたんじゃないですか?」
「そう、かれこれ1時間になるんじゃないかな?すっかり
酔いも醒めちゃったよ。」
「どちらまでお送りしましょう?」
「ああ、すみません。蒲田まで第二京浜でお願いします。」
「はい、畏まりました。」

全く不条理なもので、空車では乗り場まで来れないのが、
実情だ。ホントにタクシーが必要な乗り場に並んでいる
人たちにサービスが提供できないのだ。

道路は空いていて、約30分程で目的地まで到着。
「ありがとうございました。」
「いやー、ホント、助かりました。ありがとう。」
年に数回、こういう日があるが、世の中の人のためになる
仕事だと思うと、身も引き締まる思いだ。


蒲田も同じ状況だと思い、回送で駅前の乗り場に直行。
恵比寿程ではないが、ほぼ同じような感じで、数台並ぶ
乗り場に並んだ。
「ご乗車、ありがとうございます。」
「やっと、乗れたよ。北千住までお願いします。」
万収、確定!
「はい、畏まりました。高速を使ってもよろしいですか?」
「なるべく早く帰りたいんで、千住新橋まで乗って下さい。」
「はい、畏まりました。」
北千住
このエリアはあまり慣れていないので、取り急ぎ第一京浜
に出て、鈴ヶ森ランプから首都高に乗り、千住新橋まで爆走。

ところどころ工事で車線規制されていたが、何とか渋滞に
巻き込まれず、千住新橋に到着。首都高を降りてからも工事
していたが、北千住に辿り着いた。

インターを降りてからは、お客様にご指示をいただき、無事に
ご降車いただいた。

乗車時間:午前1時16分~1時58分
乗車場所:蒲田
降車場所:北千住
料金:10,570円(ETC960円)


と、ここから事態は急変。
スライドドアを閉めているところへ、他のお客様が乗り込んで来た。
「運転手さん、千葉なんだけどいいかな?」
「あっ、はい。ご乗車、ありがとうございます。
千葉のどちらでしょうか?」
「初石ってわかる?」
「千葉県はあまり詳しくないので、申し訳ありません。
ナビのご案内で宜しければ、すぐにセット致します。」
「それで、いいよ。初石駅まで行ってくれる?」
「はい、初石駅ですね。えーっと、流山インターで宜しいでしょうか?」
「そう、それで。」
初石
取りあえず、さっき来た道を戻り、千住新橋ランプから首都高に乗り、常磐道へ。

お客様は酔っていたようで、すでに熟睡していた。

「お客様、お客様、初石駅に着きました。」
「うん?もう着いた??」
「ありがとうございます。」

その後、誰もいない深夜のコンビニに寄り、コーヒーで一服し、
連続万収の余韻に浸った。


乗車時間:午前1時59分~2時36分
乗車場所:北千住
降車場所:初石
料金:10,250円(ETC800円)


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